[(土地活用)駐車場経営]
コインパーキング経営では自動的に行ってくれる設備が必須です。それら設備の導入方法を確認しましょう。

機械設備の調達方法(購入/リース/レンタル)

設備調達には購入・リース・レンタルの3種類があります。
「駐車場に必要な設備」に各設備のおよその購入費用を確認できます。

購入

ご自身で機械を購入するので300万円程必要になります。購入資金は「借りる」「自己資金」の選択になります。

リース

オーナーが欲しい機械や設備をリース会社が購入し、オーナーにを長期間賃貸する方法です。
設置が5台の駐車場なら支払いは月4万〜4万5000円程になります。
料率は1.5%程なので、機械設備費用が350万円の場合、350万円×0.015=5万2500円になります(通常5年がベースです)。

レンタル

機械や設備をレンタル会社からオーナーが賃貸する方法です。レンタルは短期間または一時的な場合が多いです。

またリースとレンタルと月賦と融資の違いを下記の表で比較・ご確認ください。

項 目 リース レンタル 月賦購入 融 資
対象物件 機械・設備・器具がメイン 限られた種類の物件。一定の在庫を持ち、応じる 全般
目 的 長期間の使用 一時的な使用 自己所有 自己所有
期 間 基本的に3年以上 月・週単位など短期間 比較的中期間 比較的中期間
契約種類 リース 賃貸借 売買 金銭消費賃借
所有権 リース会社 レンタル会社 代金完済→自己 自己
保守保全の責任 自己 レンタル会社 自己 自己
資金の固定化 免れる 免れる 免れる 長期融資なら免れる
所有の管理事務 リース会社が固定資産税を納付や保険契約の締結 レンタル会社が行う 自己で行う 自己で行う
陳腐化リスク(※) リース期間の設定で防止 中途解約可能で防止 自己がリスクを負う 自己がリスクを負う

(※)過去に安全性であった製品が、長期間の安全性の進歩によって現在の製品に比べると相対的に安全性が劣るというリスク

最初は自己資金がおすすめ

初めの2〜3カ所は自己資金の利用がおすすめです。もし経営の立ち上がりで業績が悪くても、返済に追われたりしないからです。資金繰りの金額感覚がわかったらレンタルやリースに繋げられる実績にもなります。
また、リースの場合は3期分の決算書を求められるのが基本なので事業開始で利用はほぼ無理でしょう。事業実績ができたら、数百万円程出す会社もあるので、リース会社に問い合わせてみましょう。
また融資には次のようなものがあります。

  • 銀行の融資
  • 保証協会の保証付き融資
  • 日本政策金融公庫の融資

設備資金のみの借り入れは都市銀行からは厳しいです。保証協会の保証付き融資や日本政策金融公庫の融資が利用しやすいでしょう。その他、市町村や都道府県の開業資金融資制度があるケースもありますので確認してみましょう。

リース利用実績がないと審査に通らない可能性があるので、1件でも実績を作ってからリース会社に相談するようにしましょう。