[(土地活用)アパートマンション経営]

アパート・マンション賃貸の入居者を募集する際、立地が良く人気がある物件であっても年に1割程度の入居者は入れ替わります。空室という損失をなるべく抑え、空き室への入居者を短期間に見つけ出すことが経営の安定には欠かせません。そのためにすることは、管理業者と協力しながらオーナー自身も客付営業を行うべきでなので、その営業ツールも良い反応が得られるものでなければなりません。また、できる限りの募集媒体を活用し、幅広くお客様の目に触れるように網を張ることも重要です。

入居者募集の基本は募集チラシ作りから

この募集チラシとは、間取り図・賃料・契約条件などが1枚の紙にまとめられた賃貸希望のお客様に見せる資料のことです。サイズはA4サイズ・B4サイズが基本にります。
募集チラシは来店したお客様に渡して、内見するかどうかの判断材料にしたり、持ち帰って検討してもらうために使われます。つまり、募集チラシは入居者との初めの接点となる大切な資料なので募集チラシの作成は大事です。物件の魅力をしっかり伝えお客様に興味を持ってもらえるチラシになるように入れ込む内容など考えなければなりません。
※募集チラシは、業者や地域により募集図面・図面・マイソク・ファクトシートなど様々な名称で呼ばれている。

募集チラシで反応が良くなるつくり方

募集チラシの作成は不動産業者が行なうのが基本ですが、制作担当者が現地をみないで作成したり業者に外注する場合もあり、物件の良さが十分伝えきれていないケースがあります。
さらに、不動産業者定型書式で作成される場合が多いのでレイアウトも他の物件と差別化できないのでインパクトにかけます。
そこで、物件の特徴が120%伝わるようしっかり作り込むようにしましょう。ぱっと見で興味をひくようにモノクロでなくフルカラーで見栄えのするチラシにするのもポイントです。しかし、カラーでチラシを作成した場合は客付業者の店頭に数十枚持っていきコピーはしないでそのまま配布してもらうようにすることです。その場合、チラシ下面に客付け業者の社名が後から入れられるようスペースを空けて起きましょう。
また、最近ではスキャンしたjpegデータも多いが業者間のやり取りはFAXも多いので、せっかくカラーで作成しても白黒になり文字や写真が黒くつぶれてしまうこともあります。そこで、最初から白黒で作成したものを別に用意して業者間のやり取り用に渡すといいでしょう。
さらに物件紹介のホームページをつくり、チラシにそのアドレスを記載しておくのも効果的です。1枚の紙ですがなるべく多くのメリットや周辺情報を伝えることで、物件の魅力をより多くアピールできます。

アピール強化には周辺環境マップ

物件の周辺環境をアピールすることも、部屋を決定する際の大きな決め手になります。 1本道を来ただけだとそのルートから見える周辺環境しか目に入らないし、チラシの広くないスペースでも十分に情報を伝えにくい場合があります。対策としては、募集チラシとは別にさらに詳しい周辺環境マップを作成し物件の周辺にどのような(生活に便利な)施設があるかを視覚でアピールできるような工夫をします。
物件を中心に、生活に便利なコンビニ、スーパー、ドラッグストア、駅、病院、その他公共施設への移動距離や時間、店舗の営業時間なども記載しておくとなおさら良い印象を与えてくれます。