[(土地活用)アパートマンション経営]
アパート・マンション経営において入居者を募集する効果的な方法とはどのようなものがあるのでしょうか。
①不動産業者の店頭広告
募集チラシを店頭の窓ガラスや、立て看板に貼ってPRする方法です。その場所を通る人にしか効果がありませんが通行人に広くアピールすることができます。人出の多い場所なら効果も強くなります。
依頼先と方法 | 不動産業者に直接訪問して依頼する |
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費用(目安) | 基本的に広告を持参で無料 |
業者の費用 | 別途で広告作成を依頼すれば有料 |
②賃貸物件自体に広告を設置する
募集看板、のぼり、募集チラシなどの広告を現地に設置しておきます。看板は常時設置しておくことで近隣住民に募集PRになります。さらに、詳細のあるホームページを作成してアドレスやQRコードで告知しておけば、詳しい情報をPRできます。
また空き部屋がある場合は、のぼりを設置し現在募集中であることをPRします。またボックス(チラシケース)を設置し、雨や風を塞ぎつつ興味を持った人にチラシを持って帰れるようにします。このようにすると、現地に訪れたお客様や興味を持った人にも、自動で情報提供ができるようになります。
募集チラシの注意点ですが、設置する際に家賃を明確に記載しないようにしましょう。既存の入居者より安い家賃設定にしていてその入居者がチラシを見た場合、家賃の値下げ交渉をされる場合があるからです。そこで、家賃は5〜6万円や○万円代などはっきりしない幅を持たせて記載するようにしましょう。
依頼先 | 費用(目安) | |
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募集看板 | 不動産会社や看板製作業者 | 数万円(大きさ・設置方法による)(デザイナーがレイアウト制作の場合+α) |
のぼり旗 | 不動産会社やのぼり旗を製作する専門(印刷)業者 | 不動産会社指定ののぼりの場合は無料。自ら購入する場合は1本数千円〜(デザイナーがレイアウト制作の場合+α) |
チラシケース | 販促品販売業者 | 数千円〜 |
③レインズ(不動産流通機構)情報掲載
「レインズ」とは、宅建業者間で不動産物件の情報を共有できるデータベースのことで、賃貸物件情報や不動産売買情報を検索することができます。一般的に売買物件も、このデータベースで日頃から取引が行われています。よって募集にあたってレインズで情報を提携しておくようにします。
宅建業者は、依頼者間の売買で専任媒介契約もしくは専属専任契約を交わした場合、宅建業法の定めで物件情報をレインズに登録しなければなりませんが、この登録義務には特段の監視機能も罰則規定もないので登録されたかされていないかを確かめる方法はありません。このことから、客付け依頼をする場合、レインズに情報掲載をしてもらうようにしっかり依頼しておくことが重要です。レインズへの登録は無料なので基本的に拒否されることはありません。
また、一般募集や賃貸の時は宅建業法上の登録義務はありませんが、仲介契約などでレインズ登録してもらうことは可能です。
依頼先と方法 | 不動産会社に依頼 |
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費用(目安) | 無料 |
業者の費用 | 年間会費/数万円程度 |
④マイソク(募集チラシ)利用
募集チラシのことを”マイソク”と呼ぶことがあります。マイソクの名は社名に由来し、全国の加盟業者に配っています。また現在ではインターネット上での情報共有の仕組み(MAISOKU)もあります。契約内容によって、会員専用ページで検索・表示などできます。
マイソクは配布費用がかかるので、低賃料の物件などは1枚のチラシに複数掲載して配布される場合があるので、マイソクで募集依頼をする場合は必ず1物件1枚にしてもらうようにしましょう。
依頼先と方法 | 不動産会社に依頼 |
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費用(目安) | 無料(契約成立の際の報酬に含まれる) |
業者の費用 | 1回/数万円程度(配布エリアや枚数による) |
⑤インターネット広告
インターネットを利用した方法では大きく分けて2つあります。1つ目は、募集依頼した不動産業者ホームページに掲載してもらうことです。
2つ目は、不動産専門ポータルサイトに掲載することです。
不動産業者ホームページは、その会社を知らない人のアクセスはほとんどありませんが、各々の物件の詳細情報を掲載できます。したがって、物件と募集看板の詳細ページを連動させた方法に効果が期待できます。
一方、不動産専門ポータルサイトは、他の不動産業者が情報を掲載・公開されているので、物件数も非常に多いです。また、幅広く一般人にも注目されているので、インターネットから物件を探すユーザーがアクセスする可能性が高いです。さらに、不動産専門ポータルサイトは、yahoo!、gooなどの他のポータルサイトにも結びつかれて情報公開されるメリットがあります。
(例/アットホームに物件を掲載すると”yahoo!不動産”などにも物件が掲載される。)
しかしその一方、他の物件数が多いため自身の物件が埋もれてしまう可能性も高くなります。また、掲載項目に制限があるので、十分PRできない場合もあることもあるので、不動産業者のホームページも併用してうまく活用していきましょう。
⑥賃貸情報誌
印刷物としては独自で作成したチラシ以外に、フリーペーパーや書店・コンビニなどで販売されている有料情報誌などがあります。印刷物なので募集するのに時間がかかるという欠点はありますが、安価で大量の情報を収集できるので、インターネット普及の時代でもまだまだ効果が見込める媒体です。
⑦大学・専門学校・法人の需要
以上述べてきた方法以外に、入居者需要につなげる方法もあります。
大学や専門学校は、入学時期の予測がつくため賃貸需要が増えます。近くに学校があるなら、直接、その学校の学生課などの窓口(学生に賃貸物件を紹介してる担当課)に物件の紹介をしているかのか・しているなら可能か聞いてみる方法です。すると、この業者を通すように指示してくれたり、生協で紹介してくれる場合があります。特に大学などは、10・11月くらいには推薦入学で合格して引っ越しが決まる学生がいるので、その頃から物件を探しだすことが多いので覚えておきましょう。
法人も直接、総務部などに連絡して社宅などの需要がないか問い合わせてみましょう。地方などは、流通センター・工場が近くにある場合は転勤者の需要がある可能性があります。人事異動の多い時期を狙って連絡してみるのも営業の手段です。